暑い日が続いた今年の夏。

夏の光は濃密で重たく感じるが、ここ北大キャンパスでは

時間がゆったりと流れ、光も少し柔らかいように思う。

時は過ぎ、今朝の気温は3度。

札幌も雪の季節を迎えようとしている。

Nov 16 , 2018

透き通った光を繊細で柔らかな明かりに変える障子。

部屋の上部で光を呼び入れ、換気の役割も担う欄間。

世界の中で唯一の床材である「藺草」で編まれた畳。

こうした物たちが屋内での立ち方や座り方といった

所作「立ち居振舞い」を生み出す誘因になったとも

言われている。

それが茶の湯など日本独自の文化に繋がり、そして

今では・・・。

そこまで考えながらシャッターを切っている訳では

ないが、こうした想いへ誘ってくれるのも、カメラ

と写真の楽しみのように思う。

Nov 14 , 2018

夕飯の魚を仕入れがてら、今日も石狩へ。

札幌の天気はそれ程でもなかったが、石狩は厚い雲に覆われている。

一枚目を撮影した直後に大粒の雨が降り出して、慌てて車に戻る。

雨が止んで僅かな時間に光が射し、その直後にまた雨が繰り返される。

三度目の雨が止んだ直後、突然虹が姿を表して瞬く間に消えた。

一期一会のモノクロームの虹。

その後、虹が姿を見せることはなく、雨のなか石狩を後にした。

Nov 11 , 2018

日の入りが早まり、一日がとても短く感じる季節。

退社時刻に太陽の光はなく、こうなると撮影はウィークエンドが中心となる。

この日は新しいカメラのテストを兼ねて、石狩の海に出かけてきた。

夏に多くの人で賑わった浜はひっそりとして、波の音だけが響いている。

そこへ一人の男がやってきた。何かを確かめるように波打ち際で海を見つめている。

凪とはいえ、海から伝わる空気は冷たい。数分佇んだあと男は足早に戻っていった。

Nov 10 , 2018

立冬の今朝、いつもより早く起きだして近くの公園に散歩に出た。

生い茂っていた緑の多くが落葉し、見通しのよくなった木々の向こうに

台風の爪痕が残されていた。いまだ懸命に生きているようにも見えるが、

間もなくこの林にも雪が舞い降り、長く冷たいモノトーンの季節が来る。

来春の姿を案じながら祈るような気持ちでシャッターを落とした。

Nov 07 , 2018

晩秋を迎えた中島公園の昼下がり。

お天気と紅葉に誘われて、カップルなど多くの人で賑わっている。

そんな中で、ポツンとベンチに腰掛けた男性の姿が印象的だった。

思えば今年は街中でスナップを撮る機会が多く、四季それぞれの

光を強く感じた年でもあった。秋の光はナイフのように直線的で

スナップには不向きだなぁと思いながら一枚撮らせていただいた。

Nov 04 , 2018